【札幌 採用担当向け】会社紹介動画と社長メッセージ、どっちが先?効果的な順番とは
- 稲葉 支央里

- 7月25日
- 読了時間: 5分
採用活動において「会社紹介動画」と「社長メッセージ動画」の両方を用意している企業は年々増加しています。
しかし、実際に応募者に見せる順番やタイミングについて、明確な戦略を立てている企業は意外と少ないのではないでしょうか?
「どちらを先に見せた方が、企業の魅力がより伝わるのか?」「効果的な順番ってあるの?」「そもそも両方必要なのか?」
今回は、札幌で採用活動に取り組む中小企業の担当者向けに、会社紹介動画と社長メッセージ動画の最適な使い分け方と順番について解説します。
会社紹介動画と社長メッセージ動画、それぞれの役割とは?
まずは、それぞれの動画が果たす役割について整理しておきましょう。
● 会社紹介動画の役割
企業の概要・業務内容・社員の雰囲気・働く環境などを短時間で伝えるのが「会社紹介動画」です。いわば、企業の“顔”や“雰囲気”を伝えるダイジェスト映像のようなもの。応募者はこの動画を通じて「どんな会社か」をざっくりと把握します。
【伝える情報例】 企業理念/主力事業/社風/働く環境/福利厚生 など
【使うタイミング】 説明会冒頭/採用ページのトップ/エントリー前の接点づくり
● 社長メッセージ動画の役割
一方、「社長メッセージ動画」は、企業のトップの想いやビジョンを直接伝えるためのコンテンツです。顔が見えることで信頼感が生まれ、企業の“芯”となる部分が伝わります。
【伝える情報例】 創業の想い/今後の展望/求める人物像/応募者へのメッセージ
【使うタイミング】 説明会中盤/会社紹介のあと/面談・面接前に送付
結論:先に見せるべきは「会社紹介動画」
結論から言うと、**応募者に最初に見せるべきなのは「会社紹介動画」**です。
理由はシンプルで、応募者はまず「この会社はどんなところなのか?」という全体像を知りたいからです。土台となる情報を知らずにいきなり社長のメッセージを見ても、「この人がどんな会社の社長なのか」がわからず、想いも響きづらくなってしまいます。
▼順番のイメージ
会社紹介動画で“全体像”を理解
社長メッセージで“芯”や“想い”を深掘り
必要に応じて社員インタビューなどの個別動画へ展開
この順番にすることで、応募者は「どんな会社か理解した上で、その会社のトップの想いを受け取る」という流れになります。納得感や共感も高まり、エントリー後のミスマッチも防ぎやすくなります。
よくあるNGパターン
採用活動でよく見かけるNG例として、次のような順番があります。
NG例:最初に社長メッセージ動画を見せる
これは一見、トップの想いを伝えるうえで良さそうに見えますが、応募者の視点からすると「どんな会社なのかわからないまま話を聞く」ことになり、感情移入しづらくなります。
たとえるなら、どんな映画かわからない状態で監督のインタビューを見せられているようなものです。
社長メッセージを効果的に活用するポイント
社長メッセージは順番だけでなく、「どのように伝えるか」も重要です。以下のポイントを押さえることで、より効果的に活用できます。
1. 「人柄」が伝わる構成にする
肩書きではなく、人としての考え方や価値観を伝えることで、応募者との距離がぐっと縮まります。あえてフランクな語り口にしたり、日常的な一面を見せたりするのも有効です。
2. 映像の雰囲気は「誠実さ」と「安心感」を
緊張した堅い雰囲気の動画よりも、温かみや信頼感を感じる映像のほうが効果的です。背景や照明、撮影スタイルにも気を配りましょう。
3. 応募者への「応援」の言葉で締めくくる
最後に「あなたの挑戦を応援しています」「一緒に働けるのを楽しみにしています」といった前向きな言葉があると、応募者の印象に残りやすくなります。
動画の活用場面ごとの順番例
▼パターン①:対面 or オンライン説明会の場合
冒頭で会社紹介動画を流す(3分程度)
社長メッセージ動画を流す(2分程度)
担当者による補足説明へ
この順番であれば、まず会社の全体像を理解し、そのうえで社長のビジョンに共感を持たせることができます。
▼パターン②:採用サイト・LPに掲載する場合
トップに会社紹介動画(アイキャッチにもなる)
少しスクロールした位置に社長メッセージ動画
さらに詳細情報・エントリーボタンへと誘導
ファーストビューで関心を引き、その後じっくりと社長の想いを届ける構成がおすすめです。
まとめ
採用動画は、単に作って並べればよいというものではなく、「どの順番でどのタイミングに見せるか」まで設計することで、より大きな効果を発揮します。
とくに、会社紹介動画 → 社長メッセージ動画 という順番は、応募者の心理に自然に寄り添いながら、理解と共感を促す流れです。
動画を活用する企業が増える中、細かな設計の差が応募者の心に届くかどうかを分けます。自社の魅力をしっかりと届けたい採用担当の方は、ぜひ動画の「順番」にもこだわってみてください。
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