この記事ではSEO対策に必要なタイトル、ディスクリプション、キーワードについて解説していきます。

1.SEO対策とは
SEO対策(Search Engine Optimization)とは、検索結果で自社サイトを多く露出をするために行う対策のことです。検索エンジン最適化とも呼ばれます。なぜこの対策が必要かというと、ウェブサイトへの集客は依然として検索行動からの流入が多いのが現実であり、検索上位を獲得することはWebプロモーション成功の大きな鍵になっているからです。
また、検索行動によってサイト流入したユーザーは問題解決への目的を持つため、一般的にモチベーションが高く、コンバージョン(成果)に繋がりやすい傾向にもあります。
SEO対策には、検索意図とターゲットユーザーを明確にしたコンテンツ作成やレスポンシブデザインなど多くのことがありますが、その中でも最も基本かつ重要なポイントとなるタイトルとディスクリプションについて説明していきます。
2.タイトルとは
タイトルとは、ページの内容を表す短いテキストのことです。
タイトルは、検索結果上でヒットしたページへのリンク文言として表示されます。

3.タイトルが重要な理由
SEO対策をする上で、ページタイトル(titleタグ)は重要視される項目の一つです。
何故なら、適切なタイトルを設定すれば、「検索順位」と「検索ユーザーのクリック率」の両者に対してメリットがあるからです。
4.タイトルのつけ方のコツ
文字数は多すぎるとタイトルの先頭部分しか検索結果に表示されないということになってしまします。

このようにタイトルの後半部分にサイトの内容がわかることが表記されていると大変もったいないことになります。このタイトルではユーザーはどんな記事か理解しきれないのでクリックしないで別の記事に移ってしまいます。
このようなことがないようにタイトルは文字数をある程度制限することが必要になります。
具体的には、PC検索が多い場合には「30〜35文字以内」スマートフォンでの検索が多い場合には「36〜41字以内」にするとタイトルの最後まで表示されます。
PCとスマートフォンのどちらの検索結果にも対応できるようにするために「30文字以内」にすることがオススメです。
他にも下記のようなポイントがあります。

5.ディスクリプションとは
ディスクリプションとは、ページの内容を100文字程度の文章で表した「概要」や「要約」のようなものです。SEOの順位には大きな影響はありませんが、ユーザーのクリック率に大きな影響を与える要素になります。
Googleのような検索エンジンの検索結果一覧ページで活用されています。例えば、「Instagram広告」と検索した際には、下記のように表示されます。

検索エンジンのページ一覧結果画面には、自サイトだけでなく競合サイトもひしめいています。適切なメタディスクリプションを設定して「あなたの求めている情報はここにありますよ!」とユーザーにアピールすることができれば、競合サイトよりもクリックしてもらえる可能性があります。
6.ディスクリプションの文字数は何文字が適切?
PCとスマホでは検索結果ページで使われるメタディスクリプションの文字数が異なります。Googleでは現在以下の文字数を採用しています。
スマホ | 90文字程度 |
PC | 120文字程度 |
PCに比べて画面サイズが小さいスマホはメタディスクリプションの文字数が少なくなっています。現在はスマホユーザーの方が多いため、基本的にスマホのメタディスクリプションを意識して設定するようにしましょう。
もしPCに合わせて120文字程度のメタディスクリプションを設定している場合、スマホでは検索エンジンが短く表示されます。
そのため、PCとスマホのどちらに対してもメタディスクリプションをうまく表示させるには、前半部に重要な要約文を50文字程度で入れてスマホ向けに表示させ、後半部に補足事項を70文字程度で追加しPCでもうまく表示させるといいでしょう。
7.キーワードってなに?
キーワード(SEOキーワード)とはGoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーが検索スペースに入力する語句のことです。 検索からユーザーをサイトに集客させるためには、必ずSEOキーワード対策をしなければいけません。

8.キーワードの決め方のコツ
8‐1 メインで狙うキーワードの選定
まずはメインで狙っていくキーワードを決めていきます。効率的にユーザーをサイトに集めるためには、サイトのテーマに合わせてキーワードを決めましょう。
例えばWebマーケティング全般を支援する会社であれば、自社で取り扱っているサービスに関係のある「Webマーケティング」「SEO」「リスティング広告」などをメインのキーワードとして設定すると良いでしょう。
この後メインのキーワードをもとにキーワードの拡張を行っていくため、できる限り検索ボリュームの大きいビックワードをメインのキーワードとして設定することが一般的です。
8‐2 ユーザーの検索意図にマッチさせる
検索結果を見たユーザーがページをクリックする際には、検索結果を上から見ていき、自分の検索結果とマッチしたページがあったらクリックする、という動作をします。あるいは、上位5ページほど検索結果をまず見てから、最も自分の検索意図を満たせそうなページを選択するユーザーもいるでしょう。
そのため、如何にユーザーの検索意図とマッチしたページタイトルにするかが重要となります。
(例)検索キーワードが「SEOツール」の場合
OK | SEOツール比較30選 |
NG | SEOつーるについて |
ユーザーは、ツール名を問わずSEOのツールについて広く知りたいと考えていると予測できるので、「SEOのツールについて」のような曖昧なタイトルではなく、「SEOのツール比較30選」のような、より検索意図にマッチしたタイトルのページをクリックしやすいと考えられます。
9.まとめ
この記事では、初心者でもわかるようにタイトル、ディスクリプション、キーワード、SEO対策について、解説してきました。
検索結果で上位にランクされるためにも、ユーザーからのクリック率を上げるためにも、タイトルは重要な要素なので、よく検討してつけましょう。